火曜日、僕は虹を見に行く

3人が参加
ヒューマン

ーーー水曜日
降りしきる雨の中、カッパも着ずに外に出た。急な連絡が入ったからだ。
病院に着いた。エレベーターが来ないのにイライラして、階段で二階まで上がった。
奥のベッドに寝ているのは姉だ。義理の。
看護師によると、急に発作が出て生死の狭間をさまよっていたらしい。今は落ち着いたみたいだ。
僕の家から病院までは2時間かかる。姉の病気はここでしか研究されていないからだ。治るかどうか怪しいらしい。
僕は麻酔で眠っている姉を見てもう起きてこないのではないかと思った。それくらい大陸のように動かなかった。



病院を出て講義に向かった。僕は帝都医科大学に通っている。
いつか姉の病気を治すんだ。そう決意していた。

僕は講義の後、彼女のUと待ち合わせてバーに行った。そこは行きつけのお店だった。
バーといっても僕はお酒は飲まない。
ただ、この空間にいる時だけ一人称が「俺」になる。
不安や孤独をUに相談する。それが毎週火曜日のルーティンだった。

ーーー木曜日
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