イチゼロキュウゴウ

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あれから1095日たった。日数で言うとずいぶんな年月に感じるのだけど、年数でいうと3年である。
3年という月日は長いようで、短いようで、最近まで鮮明にあった記憶が遠い思い出になる境目。
圭介はベランでタバコをふかしながら、3年前にあった出来事を思い出していた。
3年前、韓国へ行って、整形を行なった。そこからおれの人生は文字通り薔薇色になったのだ。あるときはスカウト、またある時もスカウト、声をかけられない日はまるでない。
狙った女は外さないはずだったのに。。。
声をかけられるたびに、思うのだ。整形をしてよかったと。ただ、何度もスカウトを断っていると気がついた。
女性からは一度たりとも話しかけてもらえないのである。
そして2年前、星占いが有名というフランスへと飛んだ。
しかし、その次の日、ちょうどテロが起きてしまったのだ。おれは命からがら逃げた。ドイツまで逃げた。
その後、オーストリア、ハンガリーへと徒歩で逃れた。テロに怯え2年も無駄にしてしまった。ハンガリーはアッティラというフン人の王が建てた国があったんだっけな?まあいいや。アッティラも最初こそは強かったが、最後は西ローマに負けたっけな。俺みたいだな。
いまはここにいる。世界を旅してみてわかったことがいくつかある。
まず、自分という存在の小ささだ。
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