トイレの花子さん

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ホラー

うちの学校の二階のトイレにはトイレの花子さんがいるって噂だ。僕はちょっと肝試しに向かったんだ。

そしたらーーーーーー
「……何で女子トイレに男の子が来るの?」

とびきりの美人がそこにいた。
うちの制服を着ている。
胸のバッヂを見た。2年生らしい。

僕は腰を抜かした。
怖さでじゃなく、焦りで。

「あっ、あの、えっと、それは……ですね……」
言葉に詰まる。反論の余地がないからだ。

「まあ確かに、女子トイレに忍び込んで何か悪いことしようっていう性癖はそんなに変じゃないし…その性癖は否定しないんだけどね」
美人は呆れたような目で僕を見ている。

「……ッ、そ、そんな性癖、僕には無いよ……!」
ぼくは必死に弁解したが、彼女には伝わらなかった。

「まぁいいわ。言わない代わりに協力してほしいことがあるの」

ああ、トイレの花子さんよりめんどくさいことになりそうだ。
「そんなに難しいことでは無いわ。」
彼女すっとその美しい顔を僕の耳元に近づけそう囁いた。
ぼくはその日から彼女の従順な下僕となった。たしかに難しいことではない。命令は一つだけだ。
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