【ルール】全文短歌のリズムで続けてください

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短歌条例

青年は小さな馬頭琴を手に、新宿だった海を見ていた。海中に見えつ隠れつ光るのは山手線のレールだろうか。果てどない熱波のなかで海鳥の声がとろけるように響いた。青年の奏でる馬頭琴もまた、しきりに何かを訴えている。
『新宿』とかつて呼ばれた街角に流れる馬頭琴のメロディ。大戦後23区の82%もが海へと沈み、いまはただビルの遺構が青々とした海上に突き立っている。地上9階建てだった往年の商業ビルの屋上からは、さざなみに落ちた陽射しがめくるめく東京湾を一望できた。
ここはいま 失われた都市 世界の負 世界資産の 旧東京。
各国は 自分のしてきた 行いの 報いをここに 求めに来る。
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