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甘くて苦いカフェオレ

10人が参加
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僕の大好きな飲み物は苦いコーヒーにたっぷりのミルクを入れたカフェオレ。
大人の男ならブラックだろ!と言いながら、がははっ!と下品に笑う上司を思いだして、すぐにカフェオレが不味くなると思い出すのをやめた。
せっかく大好きなカフェに来て美味しいカフェオレを飲んでいるのにあんな上司を思い出すなんて良くない。

それに比べ、ここのカフェのマスターは本当に穏やかで素敵な人だ。
急速に休息が取れる。はは。つまらない駄洒落が思いついてしまうほどにリラックスできる。
ここは本当に心地がいい。
『カフェテリア黒猫*』それが僕の癒しの場所。
黒猫はカウンター席とテーブル席がある。そして、お一人様用のボックス席風のテーブルがある。
僕の定位置はカウンターが見えるお一人様用のテーブルだ。
アンティーク風の棚に綺麗にティーカップやコーヒーカップがセンスよく並べてある。
その前でコーヒーを丁寧に淹れるマスターが。
(絵になるなぁ……)
かれこれ通って一年になる。
マスターとはかなり親しくなった。
だけどカウンターには座らない。
なぜなら、無意識のうちに彼を見詰めてしまうから。
前に1度カウンター席に座った際、無意識に彼を見詰めていた。
『どうしました?大丈夫ですか?』と心配された。
僕は気づいている。この気持ちに。
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