桃太郎

7人が参加

昔昔あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ芝刈りに行くフリをして賭博場へ。
おばあさんは川へ選択をしに行きました。

川へ選択をしにいったおばあさんはつぶやきます。
「また金が減っておった。爺さんも昔は勤勉に働いていたのに…。」
川に着いたおばあさんはさっそく選択を始めます。「今日は……こいつとこいつ、それからこいつ。見せしめだ。派手にやってきな。」「へい!」威勢のいい返事とともに一斉に去って行く鬼たちを見送りながらおばあさんは小さくため息をつきます。「爺さんが現役なら、こんなに反抗する者らが出てくることも……いや、もう嘆いても仕方ない、か……」
そしてその日は何もないままおばあさんは家路に着いた。おじいさんは選択を間違えてしまったのだろうか?洗濯だけに笑、とおばあさんは一人でふふふっと笑い、今日も現実逃避の睡眠を始めたのだった。そこには、
なぜか川に佇んでいた。そして、手には洗濯板を持っていた。川から桃が流れているのを見た。周りを見るとまだ明るい。
賭博場についたおじいさんはテーブルにつき、ディーラーの配るカードを見て顔をしかめた。
「しけとるのぅ……」
この賭博場は都の流行をいち早く取り入れ、ゲームの種類も豊富だ。
おじいさんが最近ハマっているのはブラックジャック。
「ヒットじゃ」
ブラックジャック、手札のカードの合計を21に近づけていくゲーム。
21を超えた時点でバースト。無条件で敗北だ。
「ぬっ……おぬし、手が器用だの、わしじゃなきゃ見逃しとるわ」
一瞬ディーラーの顔が曇る。この業界でイカサマはご法度だ。鬼に食われるとも言われている。
しかし、その実店には大抵は負けない仕掛けが存在する。
カードゲームはディーラーの手先に頼らざるを得ないため、都の凄腕ディーラーがいるところでしか流行らないのだ。
「やめじゃ、やめじゃ、今日はその大きな桃をもろうて帰ろうかの」
さりとておじいさんも賭博場で大声をあげたりはしない。代わりに景品を手にしてまるくおさめるつもりだ。
「お気をつけて……」
お店の人に風呂敷に桃を包んでもらい、おじいさんは家へと帰っていきました。
おばあさんはいつも通り愛想笑いを浮かべ、おじいさんのクソみたいな話を聞いていた。そして、桃をもらったという話を聞いたとき、おばあさんは急に顔を輝かせた。
おばあさんは新興宗教にハマっていた。そして、桃がそこの神であった。
「桃を食べてはいけません!」
おばあさんは叫んだ。そして、顔をすり寄せた。すると、桃から光が出てきて、なんと!
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