アンダーグラウンド

3人が参加

小さなベッド。
端っこで猫が丸くなり、スヤスヤと寝ている。
頭を撫でる。
とても気持ちよさそうだ。
ぼくは横に寝そべる。
きみとくつろぐこの時間が、ぼくはとても好きなんだ。

ラジオを点ける。
ロックが流れる。
Kingというバンドの新曲だそうだ。
"上の街"で流行っているらしい。

もうすぐ夕刊が届く時間かな。
今日の"上の街"では何が起きたのだろうか。


ここは"下の街"。
ぼくはこの街の"土管の家"で育った。


「夕刊ダヨー。今日モアリガトネ!」
夕刊には皇帝が皇女の結婚相手を探し始めるためにオーディションを開催する、というニュースが書かれていた。条件は問わないらしい。次期皇帝の座を譲るとも書かれていた。募集定員は"上の街"は100人まで、"下の街"は30人まで、国外からは50人までのようだ。皇帝の出すミッションにより選別するとのこと。

ぼくは参加することにした。
親友のティラミスとその弟のカステラと一緒に会場のヨーグルト門に着いた。特別な日にしか"上の街"と"下の街"は繋がらない。今日はその特別な日なのだ。
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